神奈川県西部2市8町をエリアにしている新聞「神静民報」(小田原市久野)は、創刊70年記念企画として「遠い約束~星になったこどもたち~」(TBSドラマ)と原作図書(夢工房)を同エリアの小・中学校に寄贈した。
「戦後70年・神静民報創刊70周年記念事業」の一環として行われた同企画。原作者の増田昭一さんは、小田原市に在住で市内小学校の元教師。在職中は子どもへ戦争の実態を語り継いでいた。
同作品は、第69回文化庁芸術祭参加作品で、松山ケンイチさん、二階堂ふみさん、加藤清史郎さんが出演。戦争が終わったことで始まった悲劇にスポットを当てた内容で、満州の氷点下20度という極寒の難民収容所で肩を寄せ合って一所懸命に生きた子供たちを描いている。
7月25日には、小田原市生涯学習センターけやき(小田原市荻窪)で上映会と原作者の増田さんを招いた記念講演会が開催される。