![「小さな風鈴市~小田原の風を聴く~」の様子](https://images.keizai.biz/odawara-hakone_keizai/headline/1436190425_photo.jpg)
旧黒田侯爵家の小田原別邸だった小田原邸園交流館「清閑亭」(小田原市南町1、TEL 0465-22-2834)で現在、「小さな風鈴市~小田原の風を聴く~」が開催されている。
小田原鋳物を守り続けている柏木美術鋳物研究所の風鈴を展示販売する同展。同研究所は、室町時代からの伝統を受け継ぐ鋳物製品の工房で、製作される「風鈴」は、音色の美しさ、余韻の長さが人気となり、テレビや雑誌などでも多く紹介されている。
展示作品は、銅に錫(すず)を20パーセント以上含んだ合金の砂張(さはり)で作られる「砂張製風鈴」、銅と亜鉛の合金の真鍮(しんちゅう)で作られる「真鍮製風鈴」、「風鈴掛台」など。
7月11日は、2回目を迎える「清閑亭 閑話会~あの店この人に聞く~」で同研究所の柏木照之さんを招いた企画も開催される。主催のNPO法人小田原まちづくり応援団の金山摩美さんは「小田原の夏といえば小田原風鈴。黒澤明監督の映画『赤ひげ』にも登場する。今年の夏は小田原風鈴で風を感じていただければ」と呼び掛ける。
開館時間は11時~16時。火曜休館。7月30日まで。