伊豆箱根鉄道が現在、9月1日の防災の日を迎えるに当たり、災害意識のさらなる確立を目的に「三陸鉄道写真展電車~あの震災を忘れない~」と題した写真展を電車内で開催している。
ヘッドマークに「三陸鉄道写真展電車~あの震災を忘れない~」のボードを掲出して運行
2011年の東日本大震災により壊滅的な被害を受けながらも、昨年全線復旧を果たした「三陸鉄道」から震災の写真を借り、電車内に掲出し運行される同写真展電車。同社の大雄山線と駿豆線の各1編成の電車内・中づりスペースを利用する。大雄山線で、1日あたり14~17往復。駿豆線で、2~11往復を運行する。
展示写真はいずれも災害の様子と、全線復旧を目指す三陸鉄道の姿を撮影した貴重な作品で、大雄山線に73枚、駿豆線に約128枚を展示。写真展電車の前後にはヘッドマークを取り付けて運行し乗客へのアピールも行う。
同社・広報課の杉原理恵さんは、「9月1日の防災の日を迎えるにあたり、防災意識をさらに高めるきっかけになればうれしい。写真展電車に乗って三陸鉄道と震災の様子を撮影した作品を見ていただければ」と呼び掛ける。
大雄山線は9月28日、駿豆線は9月24日まで。