小田原足柄異業種交流勉強会のプロジェクト「おだあし田んぼアート」が6月6日に田植えを行った「猪鹿蝶(イノシカチョウ)」が、稲の発育にあわせて姿を鮮明にしてきている。
今年のテーマとなった「猪鹿蝶」を花札にあわせて、猪・鹿・蝶と萩・紅葉・牡丹6種類の絵柄で田んぼアートに挑戦。夏場の暑さのトラブルで、紅葉や萩の実、牡丹の花びら、蝶の羽の模様などを描く「あかね色」の稲が姿を消してしまうトラブルに見舞われたが、上空からだと形がみえるようになった。
同会のコアメンバーでプロジェクトを推進する志村成則さんは「3カ月前に100人で力を合わせて田植えを行った。小田原近郊では、シカやイノシシによる被害が多い。海と山と里山の自然のバランスが良い環境を願って描いた作品。今後も活動を続けていきたい」と意気込みを話す。
収穫は稲の発育状況から判断して、9月末~10月ごろを予定するという。