「星野リゾート 界 箱根」(箱根町湯本茶屋)は9月19日から、期間限定で「温泉卵のチーズケーキ」を寄木細工の秘密箱を開けた人へ提供する。
「温泉卵のチーズケーキ」は、箱根寄木細工の秘密箱を開けられた人に進呈される
まるで目玉焼きのように見える同チーズケーキ。箱根ならではの温泉スイーツを目指して開発した。同ホテル総支配人の池上真敬さんは「箱根の火山活動の影響で大涌谷名物の黒卵が食べられなくて残念という声を耳にしていた。黒卵に変わるおいしくて、見た目も楽しいスイーツができないかと考え、黒卵の代わりとして温泉卵を使用した」と開発の背景を話す。
黄身の部分はスプーンで破ると、半熟卵のようにとろりとしたビターオレンジのジュレが現れる。「とろり」とした状態を作るために試作を繰り返し、オレンジのジュレを凍らせて、黄色のチーズケーキの膜で覆うという方法を開発して採用したという。
池上さんは「このチーズケーキを販売するのでは無く、寄木細工の秘密箱を開けて中に入っている寄木細工の根付を取り出せた方に差し上げる企画にした。箱根に来て頂いたからには伝統工芸品である寄木細工の良さや楽しさに触れてもらうことが目的」と話す。
対象は、秘密箱の仕掛けを解いた宿泊者(非売品)。11月30日まで。