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神奈川県西部で「コミュニティサイクル」始動 地域の移動と回遊性向上目指す

サイクルポート

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 神奈川県県西地域サイクリングエリア等整備推進委員会が2月28日から、東海技研(川崎市)、ドコモサイクルと連携してレンタサイクル「Let's Bikeコミュニティサイクル」を始めた。

将来的には8カ所のポートで107台の自転車を用意する予定

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 地域内の移動を快適にし、回遊性を高めることを目指す同取り組み。小田原駅前、新松田駅前、山北駅前、開成駅前の4カ所にサイクルポートを設置し、自転車67台を配備して始動した。

 導入に当たり、世代サイクルシェアリングシステムを採用。従来は、サイクルポート(貸し出し拠点)が持っていた通信機能、GPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸し出し停止や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握など)を、自転車本体に搭載することで、自転車本体のみで自転車の貸し出し・返却管理や施錠管理を完結させることができ、効率的な運用が可能となる。

 携帯電話から会員登録を行い、貸し出しを希望するポートの自転車を予約。発行されるパスコードを自転車の操作画面に入力することで利用が可能となる。料金は、会員登録をした場合の「基本プラン」は利用開始から4時間までは500円。その後、利用開始当日の24時まで1,000円で乗り放題となる。「1日パス」は1日1,000円の乗り放題プランで、無人登録機(小田原駅前サイクルポート)で購入が可能。タッチパネル式ですぐに利用できる。

 運営を担当する東海技研の河野陽平さんは「サイクルポートへのサイン看板設置やリーフレットやマップなどを作成し、気軽に利用できる環境を整えた。事故・ケガなどへの対応も保険会社と連携してコミュニティーサイクル専用保険を適用している。安心して利用してもらい、地域内移動を快適にしていきたい」と話す。

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