かんきつ類を生産する農家が運営する直売所「青山園」(小田原市江の浦)のミカン、オレンジ、レモンを小田原・箱根地域のシェフやパティシエが利用している。
無農薬や減農薬で生産されたかんきつ類を販売する同園。神奈川県南西部にある「みかんの里」と言われる小田原市郊外の江の浦に位置している。相模湾に面して、太陽の光と相模湾の黒潮の暖かさを受けて育った無農薬栽培のかんきつ類は、甘みと酸味のバランスの良い味に育つという。
同園の青木ますみさんは「一番の特長は、味が濃いこと。かんきつ類本来の味を楽しむことができる。安全なため、皮まで使う菓子などで多く使われている」と話す。そのひとつがシトロン(小田原市小八幡)が製造販売するジャム「バレンシアオレンジ~恋の予感~」(680円)。砂糖と果実を丸ごと使って製造する。
青木さんは「シトロンが果実の香りと味を生かして作り上げてくれた。おいしい商品ができるとうれしい。今後も安全で味の良いかんきつ類を製造・販売していきたい」と話す。