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「東海道五十七次ウルトラマラニック・飛脚」 最大の難関・箱根に向けてスタート

駅伝発祥の地・上野公園よりスタートした

駅伝発祥の地・上野公園よりスタートした

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 「東海道五十七次ウルトラマラニック・飛脚」が8月11日、始まった。主催は、東海道五十七次ウルトラマラニック実行委員会(千葉県市川市)。

井上真悟さんと中台慎二さんのデットヒート

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 かつて「飛脚」は宿場で襷(タスキ)を繋ぎ、東海道を3~4日で駆け抜けたと言われている。今から99年前、国内初の駅伝競技「東海道駅伝徒歩競争」も東海道を舞台に開催された。

 「東海道五十七次ウルトラマラニック・飛脚」は、「駆け抜けろ!飛脚の如く!」をテーマに駅伝発祥の地・上野公園から大坂までの550kmを6日間で走破する過酷なステージレース。東海道駅伝徒歩競争を踏襲し東海道を一本のタスキで繋ぐ「駅伝王決定戦(チームの部)」と、東海道の長丁場をたった独りで挑む国内最大級のエンデュランスステージレースとなる「飛脚王決定戦(ソロの部)」の2部門で競われる。

 第1ステージは、上野公園~大磯宿まで。1区は上野公園~日本橋~川崎(23.0キロメートル)、2区は川崎宿~保土ヶ谷宿(15.7キロメートル)、第3区は保土ヶ谷宿~藤沢宿(17.6キロメートル)、第4区は藤沢宿~大礒宿(21.3キロメートル)の合計77.6キロメートルで競われた。

 駅伝の部では、「日本・台湾ナショナルチーム」として24時間世界選手権優勝、台湾一周ウルトラマラソン(1100キロ)優勝、台湾横断(246キロ)優勝した井上真悟さんと、「日本ウルトラランナーチーム」として2010年100キロウルトラマラソン世界ランキングトップの中台慎二さんも参加。最後までデットヒートを繰り広げていた。

 東海道で上り(京都行き)の最初の宿・品川を通過するときには、気温も上昇し始め参加者たちの体力を奪い始めていた。水分の補給をしながら走行するも大磯までの行程は体力のみらならず気力にもダメージを与えていた。1日目の宿泊は大磯。翌12日には、最大の難所となる箱根越えが控えている。

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