小田原フラワーガーデン(小田原市久野、TEL 0465-34-2814)で現在、「第8回シダ植物鉢植展」が開催されている。
シダ植物は、4億5千万年前に誕生したと言われ、恐竜の時代から今も姿を変えずに生き続けているロマンある植物のひとつ。独特の姿や、葉の美しさに人気があり、観葉植物としても人気が高まっている。丈夫で育てやすく、空気をキレイにすると言われる「エコプランツ」としても人気がある。
同展示会では、小田原シダ研究グループが収集・栽培した約150種類のシダ植物の鉢植えや、標本・化石などを展示。今年は、西湘地区で生育が確認された「イヌワラビやヤブソテツの仲間」にスポットを当てている。
9日には元国立科学博物館の中池俊之さんによる「やぶをつついてヤブソテツ」をテーマにした講演会・同定会も開催される。会場では、小田原シダ研究グループが栽培したシダ植物の鉢植の販売もおこなう。
同園・園長の八木量子さんは「シダの花言葉は『誠実』『魅力』『魔力』など。どこかに神秘性があって知れば知るほど奥が深い。どこでも見かける植物だが、これを機会に葉の美しさや、生態の面白さに気付いていただければと」と話す。
講演会の開催時間は13時から。先着50人、参加無料。