社会福祉法人永耕会「デイセンター永耕」(小田原市曽我岸)のパン製造部門「パン工房ジョイ」が現在、「小田原いちごあんぱん」を発売し好評を博している。
「食べておいしく見て楽しい」をコンセプトに、「ラムネあんパン」、「コーヒーあんぱん」、「ラーメンぱん」、「煮卵パン」などインパクのある商品を開発し販売。いずれも話題となり品薄状態となっている。
同法人が運営する「shop らぼ」で水曜日にパンを販売しているが、オープン前に行列ができ7人が開店を待っていた。パンの開発・製造を推進する三浦昌弘さんは「オープン前に並んでくれたこと。しかもパンが買えたことを喜んで頂いたこと。本当にうれしかった。社会福祉法人が作るパンを認識し、買って、喜んで頂いたことに対して、こちらが感謝したい」と話す。
「まず知ってもらう」それが三浦さんの流儀。話題にならなければ買ってもらえない。パンが売れ残ることに一番落胆するのは作っているスタッフだという。「知ってもらうために、買ってもらうために、ラムネ、コーヒー、ラーメン、煮卵の力を借りた」と三浦さん。「そして今度はイチゴの力を借りた」と笑顔を見せる。
「小田原いちごあんぱん」は、神場(じんば)農園(小田原市堀之内)の紅ほっぺを使う。イチゴを生産するのは同農園の神場覚さん。三浦さんの期待に応える味のイチゴを提供してくれているという。同商品ではまるごと一粒使用。「イチゴの旨みを閉じ込めた。ぜひ味わっていただきたい」と呼び掛ける。
価格は150円。