小田原市本町で中村力弥さんが、バー併設のホステル「Good Trip Hostel & Bar(グッドトリップホステル&バー)」を3月10日にオープンする。
フォトグラファーを目指していた時期に、東南アジアを中心に海外を旅行。国内も南から北までバイクで走破。旅行の中で多くの出会いがあり、「自分のやりたいことが夢となって具体化した。あるとき気がつけば、いつまでも夢を描くだけではいけない年齢になっていた。動きだそう」と決意。観光地箱根の入り口であること、増加しているインバウンドの状況も背中を押したという。
長野で6カ月、北海道で1年半、簡易宿泊施設で仕事を学ぶ傍ら、バーにも勤めて開業の準備を進めてきたという中村さんは、小田原市の松原神社に近い地域で手ごろな物件を見つけたため、地元の工務店と連携し、セルフリノベーションの手法で改装作業を始めた。
1階にフロントとバー、2階に女性専用室含む3部屋を備え、宿泊者14人を受け入れる。近隣に情緒ある飲食店が多いため、バーでも食事は積極的に排除し地域の飲食店を紹介する。
中村さんは「自分には、バーで飲むことで宿泊者との親交がはかられたり、地域になじんだ体験があり貴重なひとときを楽しめた経験がある。それを多くの人にも味わってもらいたい」と抱負を語る。
料金は、1泊1人3,000円~。