開成町立文命中学校(開成町吉田島)で3月3日、3年生を対象に「救命基礎講習」と「認知症サポーター養成講座」を授業内で実施し、168人の生徒が参加した。
開成町では、中学生は災害時の救援活動の貴重な担い手として位置づけ2013年から、卒業を間近に控えた中学3年生を対象に、心肺蘇生法やAEDの使用方法を学ぶ「救命基礎講習」を実施してきた。
今年からは新たに、認知症を知り、認知症の人と話しするときにどのようなことに気をつけたらよいかなどを学ぶ「認知症サポーター養成講座」も併せて開催した。
参加した中学生からは「もし倒れている人がいたら心臓マッサージを行うなど、ためらわずに勇気を持って行動したい」「認知症の人と接する時は相手が今どういう気持ちなのかを考え支えてあげたい」などの声が上がった。