村山工務店(小田原市桑原)1階のスペースを使って、創作・販売・発信・イベントなどの拠点基地「KUWAHARA BASE(桑原ベース)」が始動する。
これまで建築作業場として使われてきた同スペース。建築資材のユニット化などにより使われなくなった空間をオープンスペースにして「桑原ベース」として新たな活用を計画した。4月29日・30日に内覧会を兼ねて話題の店舗が出店するイベントを開催する。
同社社長の村山和功さんは「この空間をどのように活用すれば良いか考え続けていた時に、『ナカザト電気商会』(小田原市中里)の定休日に合わせて第2・第4水曜に開いている『ナカ電市』の前を通りかかった。継続開催により多くの来場者でぎわいを見せていた会場を見て、これだと直感した。車でジーンズを販売している『Denimman(デニムマン)』の新倉健一郎さんに声を掛けた」と振り返る。
「Denimman」の新倉さんは、平塚、小田原など湘南から西湘の各地を車で移動しながらジーンズの販売・修理を行っている。キッチンカーの仲間や、イベントで手作りの作品を売るアーティストたちと「どこかに拠点となる場所がほしい」と話していたという新倉さんは、「ナカ電市の会場で突然、村山さんに声を掛けられた」と話す。
この出会いから地域にぎわいを作り出す活動基地「KUWAHARA BASE(桑原ベース)」がスタートした。
イベント両日は、湘南・西湘から約20店が出店する。村山さんは「ロゴマークや開催情報の発信などを始めた。止まってないでまず動いてみる。その中から将来像が見えてくると思う。自分の会社にも、地域にも必ずプラスになるはず」と意欲を見せる。
開催時間は11時~16時。