「江之浦ダイビングサービス アクアランド」(小田原市江之浦、TEL 0465-29-0056)で11月12日に開催される「江之浦漁港バリアフリーダイビングフェスティバル」に先立ち、プレイベントが9月24日・10月22日に行われる。
神奈川県が推進するシープロジェクト「Feel SHONAN」の一環で2016年9月に開かれた「バリアフリーダイビングツアー」から始まった同イベント。障がいのあるダイバーや高齢者ダイバーを対象に、神奈川の海に親しむ機会を提供し、江之浦の魅力を体感してもらうことを目的にしている。
併せて、スキューバダイビングの「楽しさ」や「喜び」や「感動」を通して心身のリハビリテーションに役立ててもらうことも目指している。
プレイベントは11月の開催に向けてダイビング技術の習得や海に慣れてもらうために行う。既に10人程度の申し込みがあり、ダイバーやインストラクターとの打ち合わせなどの準備作業が始まっている。
推進する野瀬勝利さんは「今まで、場内にバリアフリー用トイレ、車いす用の更衣室、車いす、海岸用車いす(ビーチクルーザー)、荷物運搬用のリヤカーなどを用意してきた。今回も安全を第一に、快適にダイビングが楽しめるようにしていきたい」と話す。
インストラクターと共に障がいのある人や高齢者をサポートするボランティアスタッフへの参加希望も寄せられている。野瀬さんは「海に入るときの不安な顔が、ダイビングを終えると笑顔に変わっている。そのときにやっていて良かったと思う。今回も多くの笑顔が見たい」と意欲を見せる。