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箱根で「LED和ろうそく寄木細工灯籠」 産学連携で開発し「箱根湯寮」に導入

「箱根湯寮」に試験導入された「LED和ろうそく寄木細工灯籠」と高城正和さん

「箱根湯寮」に試験導入された「LED和ろうそく寄木細工灯籠」と高城正和さん

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 「古民家風の里山温泉」をイメージした日帰り温泉施設「箱根湯寮」(箱根町塔之澤4、TEL 0460-85-8411)は現在、産学連携で開発された特許技術を持つ照明装置「LED和ろうそく寄木細工灯籠(とうろう)」を試験導入している。

「LED和ろうそく寄木細工灯籠(とうろう)」

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 未来技術研究所(愛知県名古屋市)、神奈川工科大学創造学部ホームエレクトロ二クス開発学科三栖研究室(神奈川県厚木市)、小田急エージェンシー(東京都新宿区)など産学連携の取り組みの中で開発された同照明器具。風や声などの音を感知することで明かりに変化が生まれる機能を持ち、特許技術(登録番号第5743255号)を取得。日本伝統の和ろうそくの自然なゆらぎや、炎の色・高さなどの再現に成功している。

 同施設に導入した装置は先端照明技術と箱根の伝統工芸を組み合わせたバージョンで、繊細な「美」を灯籠で表現。今回の試験導入では、明るさ、耐久性、利用者からの評価などの検証と有用性の実証を行っている。

 同施設の高城正和さんは「レジ横に設置していたところ、お客さまから注目され、『炎のゆらぎが本物のろうそくかと思った』『和ろうそくの落ち着いた雰囲気が良い』など、話題になっている。コミュニケーションの機会が増えて設置した効果も現れている」と話す。

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