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神奈川県西部・足柄平野で米の出荷続く 今年は一等米比率が高く、ブランド化加速

JAかながわ西湘農業協同組合の出荷作業

JAかながわ西湘農業協同組合の出荷作業

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 神奈川県西部の足柄平野で米の出荷が始まり、生産者やJAかながわ西湘農業協同組合は作業に忙しい。

酒匂川の左岸(東側地区)から約10トン(331袋)作業が続く

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 10月1日に組合の成田総合選果場で、酒匂川の左岸(東側地区)から約10トン(331袋)の米の出荷を受けたのを皮切りに出荷が続き、11月中旬までに約600トンの出荷が予定されている。

 今年は天候不順で米の品質が心配されていたが、9月末までの集計では、主力品種の「キヌヒカリ」の一等米比率は74パーセント、新品種の「はるみ」の一等米比率が47パーセント、合わせて88トンになり、2003年に米の検査が国からJAに移行してから、最高の一等米比率となり関係者は胸をなで下ろしている。

 米の格付け検査を担当する花原恵美香さんは「8月末の天候不順が心配されていたが、品質面では近年にないほど一等米に格付けされた。おいしいお米は、自然にできるのではなく、私たち自らも田んぼで全力を尽くすことの大切さを感じた。今後も生産者のみなさんといっしょになっておいしいお米を届けていきたい」と抱負を話す。

 JAかながわ西湘農業協同組合では、今年の成果を追い風にして、足柄平野の米ブランド構築を加速させる。

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