地域のイベントに出張して「ものづくり」の体験の場を提供している「出張まち工場」(小田原市中新田)が10月8日・9日、長野県上田市で行われた「上モノフェス」に参加してワークショップを開催した。
「3Dプリンターで作った原寸大の真田幸村の兜(かぶと)をかぶって写真を撮ろう」の様子
8月に行われた北陸地域への出張に続いて2回目となる上田市への出張。「上モノフェス」は、ものづくりを楽しむ人たちが集まり、地域、年代、企業の枠を越えて交流ができるイベントで、作品展示、講演やプレゼンテーション、ワークショップが行われた。
出張町工場は「3Dプリンターを使ったオリジナルメダル作りワークショップ」と「3Dプリンターで作った原寸大の真田幸村のかぶとをかぶって写真を撮ろう」をミッションに行った。
当日は天気も良く、家族連れを中心に多くの地元の人が参加。上田市は真田一族の地元であり、幸村のかぶとは地元の人が喜んで製作に参加した。出展者は、地元のほか、首都圏からの遠征組も多く、ものづくりをテーマにさまざまな交流が活発に行われた。
「出張まち工場」を推進する川田製作所の川田俊介さんは「ツアーとして県外で実施したのは2回目だが、2014年4月から始まった活動の総回数は、今回で52回となった。今後も活動を推して多くの人にものづくりの楽しさを体験してもらう」と意欲を見せた。