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小田原のモノづくり体験「出張まち工場」に出張カーまもなく稼働

完成間近の出張カー

完成間近の出張カー

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 地域のイベントやワークショップに出張して「モノづくり」の楽しさを体験してもらう活動を展開している「出張まち工場」(小田原市中新田)は、効率よく活動することを目指して改造中の「出張カー」の完成が近づき、夏休みから稼働を予定している。

出資者のネームを貼る作業が完了

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 町工場の社長、デザイナー、職人など神奈川県内の地域異業種のメンバーで構成される「出張まち工場」。2014年4月より活動を始め、3Dプリンターなどの機器を会場に持ち込み「モノづくり」の楽しさを体験する活動を続けてきた。

 移動の際には多くの機材の運搬が必要。そこで効率性を高めるために、キャンピングカーを改造した専用の「出張カー」の導入を進めていた。資金は「地域とつながる出張まち工場の出張カーを作るプロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングを活用。出資者が40人を超え予定金額をクリア。改造作業を急いでいた。

 同グループ代表の川田俊介さんは「出資者のネームプレートを車両に貼る作業が昨日(6月24日)終了して完成も間近。現在、効率よく機材などが運べるように最後の作業に取りかかっている。完成すると、さまざまな場所に出張してワークショップが開ける。イベントが多くなる夏休みには稼働できる」と話す。

 楽しい「モノづくり」を体験してもらうために、3Dプリンター、レーザーカッター、デジタル刺繍機の3種類の機材を搭載して出張することで「楽しさも増え、体験できるレベルが向上した。小学生~中学生がメインだったが、大人が参加するためのコースも作ったことで、幅広い参加ニーズに対応することができるようになった」と川田さん。地域とまち工場との融合を見据えていた。

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