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小田原・片浦のミカンとレモンをPR 「JAPAN HARVEST 2017 丸の内農園」で

学生が小田原・片浦のミカンとレモンをPRした「JAPAN HARVEST 2017 丸の内農園」のブース前

学生が小田原・片浦のミカンとレモンをPRした「JAPAN HARVEST 2017 丸の内農園」のブース前

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 小田原・片浦地域の耕作放棄地を解消するためのプロジェクトチームは11月4日・5日、食と農林漁業の祭典「JAPAN HARVEST 2017 丸の内農園」に出展し小田原のミカンとレモンのPR活動を行う。主催は農林水産省。

来場した金子洋・和枝さん夫婦にミカンとレモンを渡す都丸准教授

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 ミカン畑などの耕作放棄地を解消するためにレモン栽培の可能性を探り実践する同プロジェクト。神奈川県・県西地域県政総合センター、小田原市、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネージメント研究科が主体となり、東京農業大学が協力して推進している。

 既に耕作放棄地のミカン畑と日照時間との関係解明、整備手法としての植樹案の作成や拡大防止の方法の立案が終わりマスタープランがほぼ完成。効率の良いレモン栽培の可能性に挑戦している。

 同イベントは、2012年から「食と農林漁業の祭典」として開催され今年で6回目。丸の内仲通りと行幸通りを会場にして開催され、多くの来場者でにぎわいを見せた。同プロジェクトの出展は、慶應義塾大学など神奈川・県西大学連携事業に参加している学生が主役となり、東京農業大学3年生の立石裕大さんがリーダーを務めた。

 イベントスタートと同時に多くの人がブースに集まり片浦のミカンやレモンに興味を抱いていた。大田区から来場した金子洋さんと和枝さんは「小田原といえばカマボコや干物と思っていたが、農家の人と大学などが協力して、質の良いミカンやレモンの栽培に挑戦していることを知った。成果を期待したい」と話す。

 プロジェクトを推進している慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネージメント研究科の都丸孝之特任准教授は「神奈川県、小田原市と共に連携して推進している。地元・生産者の協力も得られているので期待できる成果が出ると確信している。学生にもやりがいのあるプロジェクトになっている」と話す。

 開催時間は11時~16時。出展ブース名は「TATECO FARM」。

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