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小田急新型特急ロマンスカー「70000形」お披露目 9代目の略称は「GSE」

小田急新型特急ロマンスカー「70000形」(GSE)

小田急新型特急ロマンスカー「70000形」(GSE)

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 小田急電鉄(東京・新宿区)は、昨年より製造していた新形特急ロマンスカー「70000形」が完成し12月5日、大野総合車両所(相模原市南区東林間)で披露した。

快適な車内

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 2016年10月に新型特急ロマンスカー70000形の新造を決定し、車両製造を進めていた同社。車両の完成に伴い、新型ロマンスカーの概要説明、乗務員の新制服発表を県内のホテルで行い、同社の星野晃司社長、交通サービス事業本部長の五十嵐秀取締役が説明をした。その後、大野総合車両所で新型車を公開した。

 70000形の開発コンセプトは「箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」。優雅さを表す「Graceful」を使って「Graceful Super Express」とし、「GSE」と略される。

 新型車の設計・デザインは、岡部憲明アーキテクチャーネットワーク社長の岡部憲明さんが担当。「薔薇(バラ)」の色を基調とした「ローズバーミリオン」と、屋根部を深い赤色の「ルージュボルドー」でカラーリングを採用した。側面にはロマンスカーの伝統カラーである「バーミリオンオレンジ」の帯をあしらっている。

 会場では、「流線型をした形がスピードを感じさせ、昨年発表されたラフスケッチから、スピード感や小田急イメージが伝わる良い仕上がり」との声が上がっていた。

 ロマンスカーの歴史は1957(昭和32)年までさかのぼる。この年に3000形「愛称=SE」が登場。新宿からリゾート地箱根の玄関である小田原までを結ぶ特急電車として注目を集めた。1963(昭和38)年に展望席のある3100形(NSE)、1980(昭和55)年に7000形(LSE)、1987(昭和62)年にハイデッカーの10000形(HiSE)、1991年に2階建て車両を連結した20000形(RSE)、1996年に30000形(EXE)、2005年に50000形(VSE)、2008年に、東京メトロ線内に乗り入れた60000形(MSE)が就役。今回の「70000形」(GSE)は9代目となる。

 現在、同社では複々線化事業を推進。完成する2018年3月にダイヤ改正も実施する。3月中旬には、新型特急ロマンスカー「70000形」も登場する。

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