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小田原市民の生活にレンズを向けて 「小田原カメラ部」始動

小田原まちなか軽トラ市で撮影された「小田原カメラ部」の写真(写真提供=小田原カメラ部)

小田原まちなか軽トラ市で撮影された「小田原カメラ部」の写真(写真提供=小田原カメラ部)

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 小田原市民の生活やライフスタイル、イベントの様子、移りゆく小田原の季節などにレンズを向けて写真を撮り続けるグループ「小田原カメラ部」の活動が始まった。

小田原まちなか軽トラ市で撮影された「小田原カメラ部」の写真2

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 推進するメンバーは、山口哲郎さんと内田茂昭さん。共に写真が趣味で、小田原の催事や景色などを数多く撮り続けている。11月26日に開催された「小田原まちなか軽トラ市」では、来場者の写真撮影を無料で行うサービスを実施した。

 観光と写真撮影サービスの可能性を探り、小田原カメラ部の果たすべき役割などを検証。併せて、グループへの参加を呼びかけるアピールにも期待した。山口さんと内田さんは「観光での写真は、観光地の風景や食べ物など自分で撮った写真で充分と考えがち。家族であれば父親、恋人同士であればパートナーが撮影した写真になってしまい、面白くない写真が多いと感じている。記憶を呼び起こすには充分なのかもしれないが、もっと楽しんでいる姿を写真に残してほしい」と話す。七五三、結婚式などと同じように専門家に撮影を依頼するということへの可能性を「小田原まちなか軽トラ市」で模索した。

 写真撮影サービスの実施を告知すると8組の依頼があり、軽トラ市の会場内で撮影して写真を進呈した。依頼者からは「小さい子供を撮って欲しいと依頼したところ、自然な表情が出るまで付かず離れずの距離で待って、子どもが慣れてから撮影。すごく自然な表情で、すてきな写真になった」「セルフィ(自撮り)で撮るとみんな同じアングルになりがち。撮ってもらうと表情が違う」と好評。2人は胸をなで下ろしたという。

 この経験を生かして「小田原カメラ部」は活動を加速。「写真好きの仲間の募集やイベントなどでの撮影依頼を行いながらグループを運営していく」という。

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