JR東日本・山手線に12月18日より、箱根駅伝出場校の21本のタスキが車両中央の通路部分にある中吊り広告の場所に掲示され話題になっている。
山手線には、1編成をまるごと同一のクライアント(広告を出稿する得意先企業)による広告電車「ADトレイン」が運転されている。今回、話題となった電車は、2018年1月2日・3日に行われる「第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」の番組をPRするもので広告主は日本テレビ。
素材は本物のタスキとは異なるが、色、デザインは同一。大学名を揃えて掲出しているため、裏から見ると、異なる色の布が21本下がっているだけのため、タスキと気がつかない人もいれば、大学名を言い当てる達人もいる。「ADトレイン」には、モニター画面やポスターの掲出も可能なため、出場する大学の紹介なども行われ、車内は箱根駅伝一色になっている。
同社では、年末になるとアイデアのある方法で箱根駅伝の番組をPRしてきた。宣伝部によれば「今回は一段と反響も大きく多くの方に注目され喜ばれている。往路の2日、復路の3日には箱根駅伝を楽しんでもらえれば」と話す。
2018年1月2日8時。大手町の読売新聞東京本社前をスタートして、21本のタスキが、箱根路に向けて走り出す。「ADトレイン」での掲出は2日まで。