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小田原で「足柄大豆」生産本格化 地域に伝わる大豆の育て方を大切に

東京・上野毛で販売中の「足柄大豆」

東京・上野毛で販売中の「足柄大豆」

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 放し飼いで地域循環型の自然養鶏を行う「春夏秋冬」(小田原市久野、TEL 0465-46-8034)が推進する「足柄大豆」の生産・販売と活用が本格的に動き出した。

「足柄大豆」の花

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 神奈川県の大豆といえば、「津久井在来大豆」と「畦畔(けいはん)大豆」といわれている。そのひとつ、「津久井在来大豆」は相模原地域で生産されてきた伝統的な大豆だったが、価格の安い輸入大豆が入ってきたことから生産農家が減り「謎の大豆」と呼ばれるようになった。

 「畦畔大豆」は、水田の水が漏れないように盛り土をして防いでいた部分を「畦畔(けいはん)」といい、ここに大豆を植えたことから「畦畔大豆」と呼ばれていた。その後、コンクリートなどで作られるようになったため生産量は激減した。

 春夏秋冬の檀上貴史さんは、この「畦畔大豆」に着目して「足柄大豆」と名付けて生産を開始。1年目は2キロ、2年目には70キロ、そして3年目となる今年は600キロの生産量となった。味も良いことから、豆腐店、みそ製造メーカー、料理店などに販路が広がり、注目され始めた。

 檀上さんは「自然環境の中で育てた大豆は味が良い。神奈川県内に受け継がれていた大豆への思いを大切にして育てていきたい」と話す。春夏秋冬が展開する自然に育てた野菜ブランド「とんとん野菜」のひとつとして販売を開始。日曜日に東京で展開している「軒先マーケット上野毛」でも扱われている。

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