箱根写真美術館(箱根町強羅、TEL 0460-82-2717)が実施している「箱根PHOTOさんぽ」は、夏の伝統行事の大文字焼が開催される8月16日に撮影会を開催する。
駒ヶ岳山頂から撮影された大文字焼きと花火(写真提供=箱根園)
箱根で生まれ育ったプロ写真家で、箱根写真美術館館長でもある遠藤桂さんと一緒に季節ごとの撮影会とレクチャー(講評)がセットになった「箱根PHOTOさんぽ」。フォトジェニックな写真を撮りたいというニーズが高まり、毎回多くの参加者がいる。
今回は、夜空に映える大文字焼きと同時開催される祭りの花火とを1枚の写真に収めるミッション。撮影アングル、F値(絞り)、フォーカス(ピント)などの設定が腕の見せ所となる。
大文字焼きは1921(大正10)年から続く歴史ある催事で、強羅温泉の正面に位置する明星ヶ岳の頂上付近で「大」の文字が焼かれ、花火も打ち上げられる。撮影場所は箱根写真美術館の屋上。夕方からアングルを決めてトレーニングするためほとんどの参加者が撮影に成功しているという。
遠藤さんは「大文字焼きの炎と色鮮やかな花火。参加者の数だけ個性ある作品が撮影されている。毎年参加するリピーターもおり、腕前は確実に上がっている。箱根の夜の華やかな催しを撮影しながら楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
撮影会の開催時間は16時~20時30分。参加費は7,000円。参加申し込みは箱根写真美術館まで。