小田原・御幸(みゆき)の浜で7月8日に行われた「ODAWARA BEACHPARK PROJECT 2018」で漁師用サンダルの「ギョサン」150足が海に向かって大空を飛んだ。
「驚いた。こんなに人が来てくれるとは」と話すのはビーチパークプロジェクトを主催する小田原サーフィン協会理事長の宮原元紀さん。「予想を大きく上回る人出でにぎわいを見せてうれしい悲鳴」と笑顔で話す。
企画内容がファミリーに共感したこと、パラソルやインスタ映えする壁などおしゃれなビーチ作りをしたことなどが市民の参加意欲を喚起した。併せて、天候にも恵まれたこと、話題のキッチンカーが多く出店したことなども集客を後押しする結果になった。
17時に始まった「マツシタ靴店杯 ギョサン飛ばしコンテスト」は、男性、女性、子どもの3部門に分かれて開催。「実は、昨日夜に公園で練習を重ねてきた。飛ばすコツを習得できたので、今日は勝ちに行く」と自信を見せる参加者もいた。激戦となったのは男性部門。ポイントは足から離れるタイミングで、それにより飛距離が大きく異なる。女性部門では、足から離れず苦戦する姿もあった。
協賛したマツシタ靴店の松下善彦さんは「多くの人が挑戦してくれた。湘南地域で始まったビーサン飛ばしにヒントを頂いて開催。参加した方々が喜んでいただき協賛したかいがあった」と話す。
主催した宮原さんは「来年も開催してほしいとの要望も多く寄せられた。回を重ねてビーチイベントとして定着させていきたい」と抱負を話す。