小田原市とチュラビスタ市との海外姉妹都市青年交流事業で小田原に派遣されていたジェニファー・カルデロン(Jennifer Calderon)さんが結婚することになり小田原から派遣生OBが挙式に参加し交流が続いている。
ジェニファー・カルデロンさんとクリストファー・マクヌーランの挙式の様子
小田原市と米国カリフォルニア州サンディエゴ郡チュラビスタ市は、1981(昭和56)年11月8日に姉妹都市提携の調印を行った。これに伴い海外姉妹都市青年交流事業がスタート。小田原市とチュラビスタ市から派遣生が互いの都市を訪問。ホームステイや交流プログラムを通して両市の親善を深めている。
今回、めでたくゴールしたジェニファー・カルデロンさんは、2007年にチュラビスタ市側の派遣青年の一人として来日。その後も親交が続き2016年の春に小田原の桜が忘れられず来日をしていた。お相手は、クリストファー・マクヌーラン(Christopher McNurlan)さん。小田原からの派遣生の中には「お似合いのカップル」として知られていた。
2007年度派遣生の村山寛明さんは、ジェニファー・カルデロンさんとの親交も続いており、お相手のクリストファー・マクヌーランさんをクリス(Chris)と呼ぶ仲であることから挙式に参加。「2人だけでなくチュラビスタの人々が温かく迎えてくれ、共に2人を祝福した」と話す。
村山さんは、チュラビスタ市の元職員で派遣生のときにお世話になったリリー・セセナ(Lily Cesena)さん、チュラビスタで一番古いホテルで毎年派遣青年が見学している「El primero」のパイ・ローグ(Pie Rogue)さん、2010年の派遣青年のマリアーノ・アルホナ(Mariano Arjona)さんなどにも会い、楽しい時間を過ごしたという。「小田原市とチュラビスタ市には、海があり、温暖な気候で、かんきつ類の栽培が盛んなことなど共通するところが多い。そしてなによりも姉妹都市を大切にしている。受け継がれていく派遣生によって交流が長く続いてもらいたい」と思いを話した。