小田原出身の芸人で「パラデル漫画」を制作している本多修さんが販売するパーカが人気を集めている。
「パラパラ漫画といえば鉄拳さん」と本多さん。同じ芸人で同じ事務所のため親近感もあり作り出す鉄拳さんの世界を高く評価。鉄拳作品との違いは「実写の部分がアニメーション部分と融合しているかどうか」とポイントを明確に話す。
本多さんの作品は、パラパラ漫画と同じように意図的にコマ数を少なくしたパラパラ漫画に実写部分が入り込み物語を展開する。実写部分がテーマを描く上で主流となる構成。「パラパラ漫画から実写の部分が出てくる」ことから「パラデル漫画」と自ら命名して、ユーチューブで作品を発表するとたちまち人気になった。
中居正広さんがMCを担当するTBS系番組「なかい君の学スイッチ」で紹介されるとユーチューブの視聴回数も増加。登場するキャラクターも注目され人気も高まっていることからパーカやTシャツを製作し販売をしたところ、こちらも人気に。
パーカやTシャツの製作で試作を担当しているのが小田原のアメカジ・ストリートファッションセレクトショップ「First&Stadium(ファースト&スタジアム)」(小田原市栄町2)。1枚でもプリントができるシステムを利用して納得のいくデザインを作り上げ、決定後は本多さんがメーカーに委託するスキームで完成させている。
現在、本多さんには多くの制作依頼があり、特に企業や団体からの依頼が多い。直近では、サッカー・横浜FCのスタジアムで上映する作品の制作に入っており、忙しい日々を過ごしているという。ファースト&スタジアムの佐野陽平さんは「小田原からクリエーターが世に出て行くのはうれしい。本多さんは、当社が作ったTシャツを着てテレビに出てくれているため問い合わせも多い。良い作品を作り出し、人々を勇気づけ笑顔にしてほしい」と話す。
※名称表記にミスがありました。修正しお詫び致します。