小田原で4月6日・7日に開催された「おでんサミット2019」の一環で「第14回小田原おでん種コンテスト」が行われ、最優秀賞に「タコ巻き」が輝いた。優秀賞には「手裏剣(しゅりけん)」、「かんねり(柑練)」が選ばれ、3作品は小田原の新しいおでん種として市場に出回る。
全国各地のふるさとおでんが集合する「小田原おでんサミット2019」のイベントとして4月7日に最終審査が行われた「小田原おでん種コンテスト」。今回のテーマは「子どもが喜ぶおでん種」。アイデアにあふれた作品が集まり、一次審査を通過した作品が最終審査に臨んだ。
最優秀賞は、子どもに人気の弁当アイテムの「タコウインナー」からヒントを得た「タコ巻き」。「かわいい」「おいしそう」など子どもからの反応は良く高得点を獲得した。話題をさらったのは優秀賞の「手裏剣」。「忍者に思いを寄せながら味わえる一品」として評価された。同じく優秀賞の「かんねり(柑練)」は、ミカン色が食欲をそそる。小田原ならではのアイデアの良さが票を集めた。
このほか、入賞作品には「のりた巻き巻き」と「3色つみれ」が選ばれ、どちらも「すぐに食べてみたい」の声が上がった。
運営する「小田原おでん会」の土屋敬蔵(土岩商店)さんは「今年のテーマ『子どもが喜ぶおでん種』が共感を得てレベルの高いアイデアが集まった。子どもからも喜ばれている。すぐに商品化できる作品もあり業界としては手応え十分」と話す。