小田原駅前東通りにある「彩酒亭洞(ほら)」(小田原市栄町2)で一番人気の「だし巻き卵」のテークアウトが始まり、予想を上回る注文に店主も「何もかも皆さまのおかげ」と感謝している。
旬の海鮮でカルパッチョ、地魚の焼き物、若鶏のスパイシーグリル、はなまる農園の焼き野菜などこだわりの料理を提供している「彩酒亭洞」。中でも一番人気はボリュームのある「だし巻き卵」。ほとんどの客が注文し、だし巻き卵を食べに来るリピーターも多い。
店主の二見洋一さんは「店の経営を始めた2015年から改良を重ねて作り上げた自信作。だしを通常の3倍使い、鶏卵3個とつなぎを入れて焼き上げる。『ふわとろ』というより『ふわぷり』に仕上げている」と話す。
常連客から「こんな時期なので家族と食事するがテークアウトしたい」と要望があり対応したところファミリー層にも好評。口コミで広がり注文が入るようになった。二見さんは「これを機会にテークアウトメニューを用意して4月1日にスタートした。唐揚げなどもお薦めしている」と経緯を話す。
小田原市内の飲食店が連携して「おだわらテークアウト大作戦」も展開中で、各店が自慢の味を提供。「現在、40以上の店舗が参加した味の競演になる。いい刺激になるし、助け合って現在の困難を乗り越えたい。そして何よりも、自分の作った料理が家庭の夕食の献立になるのはどことなくうれしい」と笑顔を見せる。
価格は、だし巻き卵、唐揚げ共に567円(税別)。