伊豆箱根鉄道(三島市大場)は、安心して乗車してもらえるように鉄道車両に抗ウイルス・抗菌加工を施す作業を加速している。対象になるのは、大雄山線21両、駿豆線30両の全51車両。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、定期的な車内換気、車内や駅設備などの消毒、主な駅へのアルコール消毒自動噴出機の設置などを実施してきた伊豆箱根鉄道。更に安心して乗車できるように、9月11日から車両内に抗ウイルス・抗菌加工を施す作業を開始した。
実施するのは、車両内の手すり、つり革、ドア回りなど接触する機会の多い部分に、抗ウイルス・抗菌加工を施し、施工済みの車両内には「抗菌・抗ウイルス施工済」のステッカーを掲示する。
伊豆箱根鉄道の志村博さんは「今まで、駅の施設や器機など接触する可能性のある部分にはアルコール消毒を頻繁に行ってきた。今回の抗ウイルス・抗菌加工でより安心して乗車していただくことができる。これからも安心・安全を第一としていく」と話す。