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小田原の飲食店が得意メニューで厳しい状況を乗り越える ふわふわ玉子とおにぎりメインに

「彩酒亭洞(ほら)」の得意メニューをそろえたランチ

「彩酒亭洞(ほら)」の得意メニューをそろえたランチ

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 小田原駅前東通りにある「彩酒亭洞(ほら)」(小田原市栄町2)では、得意の調理方法で作る「だし巻き卵」や「ふわふわおにぎり」などを推奨商品に位置づけてコロナ禍を乗り切るため挑戦している。

得意の「だし巻き玉子」や「ふわふわおにぎり」をメインに

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 店主の二見洋一さんは「今は臨戦態勢。自分が習得してきた全ての調理方法やお客さまから支持を頂いたメニューを総動員して生き延びるため奮闘努力している」と話す。

 客数の激減に見舞われて始めたテークアウトでは、だしを通常の3倍使い、鶏卵3個とつなぎを入れて焼き上げた「だし巻き玉子」(567円)をメニュー化して「店主・二見の健在ぶりを発揮」したという。「ふわふわ」の箸触りと「ぷりぷり」の食感が受けて多くの注文が来た。

 更に、テークアウトに続きランチメニューの充実を図ることを目的に提供した「ふわふわおにぎり」は「ちっこいふわふわおにぎりセット」(734円)と、12種の中から選べる「でっかいふわふわおにぎり」(216円~)の2種。二見さん独特の握り方で崩れずに「ふわふわ」に握り上げてランチで提供した。

 どちらも二見さんの調理の技が作りだしている。「自分の腕で苦境を乗り越えようとしている。乗り切れるかもしれない。そんな風に思えるようになった」とコロナ禍の期間を振り返る。

 そこで、二見さんは自分が得意とするメニューを全てそろえたランチメニュー(11時~14時・イートイン限定)の提供を始めてみた。だし巻き玉子、小ぶりなふわふわおにぎり(2個)、焼き鮭ほぐし、アサリ佃煮、高菜漬け、明太子、鶏の唐揚げ、豆腐、野菜、みそ汁がそろって価格は968円。

 二見さんは「いつも自信を持って作っているメニューを勢ぞろいしたランチメニュー。自粛期間中のみの提供を予定しているのでお早めに」と呼び掛けている。

 営業時間は、ランチ=11時~14時、夜席=16時~20時(時間短縮営業の場合)。日曜定休。

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