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箱根・芦ノ湖で凜と咲く「湖畔の一本桜」 寄せ植えのオオシマザクラが人々励ます

「湖畔の一本桜」を守るスタッフ。左から冨江大亮輔さん、長澤美香さん、稲葉健二さん、大山拓哉さん

「湖畔の一本桜」を守るスタッフ。左から冨江大亮輔さん、長澤美香さん、稲葉健二さん、大山拓哉さん

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 芦ノ湖畔に凜とした姿を見せる「湖畔の一本桜」が、今年は早めに見頃を迎え、今まで以上にきれいな花をまとい力強く咲き誇っている。「その姿は見る人々に勇気と元気を与えてくれる」とプリンスホテル・箱根事業戦略の稲葉健二さんは話す。

芦ノ湖畔に凜と咲く「湖畔の一本桜」

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 小田原で咲いた桜の見頃は、徐々に標高の高い地域に上がっていく「桜の山のぼり」が始まり終着が箱根の芦ノ湖の「湖畔の一本桜」。雄大に咲くその姿に毎年訪れるファンも多い。

 樹齢100年、枝張り22メートル、高さ5メートル、周囲70メートルの樹勢を誇るこの桜。1956(昭和31)年に「箱根園キャンプ場(現=箱根園)」など箱根一帯のリゾート施設の建設が加速したのに伴い、湖畔に桜を植えることが決定した。「ソメイヨシノ」と「エドヒガンザクラ」などの桜が選定の候補になった。樹命と標高からオオシマザクラに決定し、箱根に近い伊豆半島に自生しているオオシマザクラが10本ほど集められ、その中から勢いの良い5本が選ばれ寄せ植えされた。5本は互いに寄り添い、標高の高さから来る寒さなどに耐え抜いて毎年見ごろには淡い紅白色の花を咲かせている。

 稲葉さんは「昨年は4月7日に緊急事態宣言が発令され箱根園もクローズしたため見ていただけず、咲き誇る『湖畔の一本桜』の様子を映像でお届けした。今年はとても力強く咲いている。この桜がいつまでも咲き誇れるようにスタッフで力を合わせて守って行きたい」と話す。

 4月11日現在満開。4月18日前後まで楽しめる。

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