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小田原で「小田原ちょうちん」テーマに光の祭典 全国から激励のメッセージ

「小田原ちょうちん&光アートフェス with 北条五代」

「小田原ちょうちん&光アートフェス with 北条五代」

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 「小田原提灯(ちょうちん)」をテーマにした光の祭典「小田原ちょうちん&光アートフェス with 北条五代」が4月24日に始まり、風情ある城下町を舞台に歴史ある幻想的な空間が再現されている。

風情ある城下町を舞台に歴史ある幻想的な空間を再現

 今までは市内の小学生が小田原提灯を作り展示していたが、対面での作業があるためコロナ禍ではリスクが高いと判断。一般公募で集められた和紙に書かれたメッセージをボランティアに委託し、1人で提灯に仕上げる方法で行われた。

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 「コロナに負けるな!」「がんばろう」などのメッセージと医療従事者への感謝と応援メッセージが全国から寄せられ、1500個の小田原提灯が完成。小田原城本丸広場に展示した。小田原市民を勇気づける言葉も多く、一つ一つのメッセージをうなずきながら見つめる市民の姿もある。夜間には提灯に明かりがともされ、小田原城天守閣を背景に、小田原城本丸広場が光の空間に包まれている。

 プロジェクトを推進する小田原市観光協会の齊藤啓光さんは「2018年は台風の直撃、2019年も台風の影響で中止。そして2020年はコロナ禍となり3年連続で小田原提灯はともらなかった。こんな時だからこそ心に明かりをつけて元気に過ごしたいとの願いを込めて開催した。全国の方々から送られてきたメッセージに多くの市民が勇気づけられている。とてもうれしく感謝したい」と経緯を話す。

 「小田原提灯」は、江戸時代中頃に小田原の甚左衛門が考案・制作したのが起源といわれている。「まげし(上下の蓋=ふた)が大雄山最乗寺の霊木で作られており魔よけになる」「折り畳むと懐中に入るので携帯に便利」「胴の蛇腹(じゃばら)部分の竹ひごが四角形に削られているのでのり付け面が多く容易にはげない」などの特徴があり、「天下の険」といわれる箱根越えをする旅人の「道中の魔よけ」として、全国に広まったといわれている。

 小田原市観光協会の朝尾直也さんは、展示された小田原提灯の前で「古くから言い伝えられている魔よけとしての提灯。それを掲げて箱根路を歩き続けた旅人の気持ちが、コロナ禍の現在、とても理解できる。早く安心できる状況になることを願った光の祭典。明るい兆しになるはず」と話す。

 親子で書かれたメッセージに同封されていた手紙には「このメッセージが提灯になったのを見に小田原へ行きたかったけど今は難しい。良い祭典になることを祈っている」と書かれていた。事務局では、提灯として完成した姿を撮影しインターネットで発信する。

 開催時間は10時~21時。小田原提灯のライトアップは18時~21時。5月16日まで。会場内での宴会などは控えるなど入場には「新型コロナウイルス感染拡大防止に対する取り組み」についての協力が必要となる。

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