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小田原で「ティピーのローカルキャンパス」始動 U25をターゲットに挑戦の場を提供

「ティピーのローカルキャンパス」開講

「ティピーのローカルキャンパス」開講

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 小田原のゲストハウス「Tipy records inn(ティピー・レコーズ・イン)」は、「小田原とつながり、学び、自分らしく挑戦できる」をコンセプトに実践型プロジェクト「ティピーのローカルキャンパス」を7月15日から開校する。

「ティピーのローカルキャンパス」を運営に参加する仲間たち(右が内田佑介さん)

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 小田原駅前の古民家や空き家を利用した4棟全8部屋からなる全室個室分散型のゲストハウス「Tipy records inn」。レコードやCDを寄付することで宿泊代の一部がキャッシュバックされる「レコードディスカウント」というユニークなシステムの採用で、世界中のありとあらゆる音楽を蓄積している。

 Tipy records inn代表の内田佑介さんは「2020年春から大学ではオンライン授業が導入され始め、今なおリモートで学生生活を過ごす大学生が大勢いる。場所や移動時間の制限がなくなり、全国どこにいても授業を受けることができるなどポジティブな変化がある一方で、気の合う仲間や夢中になれることとの偶発的な出会いやきっかけを作っていた『場所』としての大学の役割は消えつつある」と分析。

 こうしたことから、リアルな暮らしを体験できる「小田原お試し移住」を企画し実施したところ、参加したの大学生から「オンライン授業を受けながら通学も可能な距離にある小田原で、地域と関わる活動にも取り組んでみたい」「小田原で働ける場所を探してみたい」という声が上がっていた。

 内田さんは「そこで、大学が果たしていたつながりや学びが生まれる場としての役割をティピーが担い、リアルなコミュニケーションが不足しがちな今の若者にとって価値のある経験を提供することはできないかと考えた結果、『ティピーのローカルキャンパス』が誕生した」と経緯を話す。

 「ティピーのローカルキャンパス」は、小田原のローカルコミュニティに溶け込みながら新しいことに挑戦する半年間の実践型プロジェクト。ティピーの仲間である小田原を拠点に活躍するプレイヤーたちから、地域や社会について生きた学びを得ることができる。

 「さぁ、やっちゃおう。」を合い言葉に、講義だけではなく自ら動いて実践できる点が最大の特徴。地域の一員として新規事業や地域の課題解決などに一緒にチャレンジすることができる。半年間のローカルキャンパスライフを通じて、様々な価値観や仲間と出会い、行動することで、新しい自分を発見することができるようプログラムが用意されている。

 「ティピーのローカルキャンパス」の近所で店を営む人や、小田原エリアで活動している地元の人たち総勢10人が、現地サポーター(通称=ご近所さん)として協力。小田原を舞台に農業、漁業、ものづくり、食など様々な分野で活躍するユニークな現地サポーターから、彼らの仕事や地元での活動を知るための講義と交流会も実施する。

 さらに、小田原の日常を体験してほしいという思いから、「Tipy records inn」に毎月1回泊まれる宿泊券を用意するほか、7月23日~25日には、全員参加の合宿を2泊3日で実施する。

 対象は25歳以下の社会人や学生など。参加費用は4万5,000円(「ティピーのローカルキャンパス」参加権利と合宿を含め合計7泊の宿泊料金が含まれている。参加人数は10人。参加申し込みは申し込みフォームからできる。

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