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箱根・小涌園で梅の香り漂う「小田原梅の湯」 市場に出回らない加工用を有効活用

箱根小涌園 元湯 森の湯「小田原梅の湯」。陶器風呂に浮かぶ曽我地域などの梅を持つ試し入浴するスタッフ。左は高橋友恵さん

箱根小涌園 元湯 森の湯「小田原梅の湯」。陶器風呂に浮かぶ曽我地域などの梅を持つ試し入浴するスタッフ。左は高橋友恵さん

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 露天風呂や貸し切り風呂など8種の温泉が楽しめる「箱根小涌園 元湯 森の湯」(箱根町ニノ平)で、陶器風呂に小田原の梅をふんだんに浮かべた「小田原梅の湯」が6月12日より始まった。

温泉につかりながら立ち上るほのかに甘い梅の香りを楽しめる

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 JAかながわ西湘などの協力で、旬の地元特産品を用いた季節の変わり湯を提供している箱根小涌園。小田原の曽我地域で栽培されている梅の歴史は古く、江戸時代には十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」などに梅漬けが小田原の名産品として登場している。

 曽我の梅は「白加賀」「十郎」など5品種。その特徴は、果肉が多く実が大きいことで、梅本来の味が際立つとされている。今回の「小田原梅の湯」では、最大で3種類を選んで使う。箱根小涌園の高橋友恵さんは「梅には疲労回復効果や抗酸化作用効果なども期待されているうえ、温泉につかりながら立ち上るほのかに甘い梅の香りは格別」と自ら試し入浴した感想を話す。

 今回変わり湯に使う梅は、JAかながわ西湘の協力で収集した「加工用」と呼ばれる小さな傷や色むらなどで流通に適さない梅。食品ロスを少しでも減らし市場に出回らないものを最後まで有効活用して地元特産品のPRを行うことも視野に入れて企画した。

 営業時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。料金は、大人=1,500円、子ども(3歳~小学生)=1,000円。7月4日まで。

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