箱根ガラスの森美術館(箱根町仙石原940-48)は、所蔵作品展「ヴェネチアン・グラスでみせる驚異の部屋〜世界の創生〜」を4月18日より開催する。15世紀後半、イタリアの諸侯や貴族たちは、ヴェネチア経由の東方貿易によって得た、ヨーロッパ以外の動植物や鉱石、工芸品などを納めた博物陳列室を作るようになった。やがて、ドイツを中心にヨーロッパ中で陳列室が流行すると「驚異の部屋」と呼ばれ、現代の博物館や美術館の原型にもなったといわれている。未知の世界の物品に知的好奇心を刺激されたヴェネチアのガラス職人たちは、宝石や鉱石を真似(まね)たガラス、中国の白磁を模倣したガラスなど新たな技術開発を行っていた。こうして作り上げた様々な色や模様の作品は、ヨーロッパ中を魅了し、ヴェネチアン・グラスの名声をとどろかせ王侯貴族や文人たちを熱狂させ「驚異の部屋」にも陳列されるようになったと言われている。会期は、4月18日〜7月12日。開館時間は、10時〜17時30分。入館料金は、大人=1,800円、 学生=1,300円、 小中生=600円。