「小田原子どもの森わんぱくランド」に隣接する保有山林内に4月24日、森林冒険施設「フォレストアドベンチャー・小田原」(小田原市久野)がオープンする。
同施設は1997年にフランスALTUS社が企業研修用の施設として開発し、その後外部に広がり一般開放され現在ではヨーロッパをはじめ世界で60か所以上に展開している。日本では2006年に山梨県富士山ろくで第1号パークを開設以来、全国7か所にオープンしており、小田原が8カ所目となる。
「これまでの施設は難易度によって子どもたちには利用できないコースがあったが、今回オープンする施設では、日本で初めて全コースを小学1年生から体験できるようにした」と、日本での代理店を努めるパシフィックネットワーク(東京都新宿区)の伊藤智幸さん。
敷地面積は約1ヘクタール。森の中で遊びを通して「自分の行動と安全は自分で管理し守る」という自立心と、「森林の自然環境の中を冒険する」という高揚感の中、9つのコースを専用の安全ハーネスを装着し、縄ばしごで木に登り、38種類のアイテムを駆使しながら空中を渡り、地上へはジップスライドで一気に滑り降りることで、緊張感や爽快(そうかい)感、達成感が同時に味わえるという。
伊藤さんは「徹底した安全管理の下、森林を破壊することなくそのまま生かす自然と調和した施設で、木々と触れ合いながら森の動物や鳥と同じ目線で日常では味わうことのできない冒険体験を満喫してほしい」と話す。
利用料金は、大人(18歳以上)=3,500円、小人(小学1年生~17歳)=2,500円(傷害保険料含む)。体験時間は90分~150分。利用条件は小学生以上(身長110センチ以上で体重130キロ以下)。18歳未満は保護者(18歳以上)との参加が条件。