露天風呂や貸し切り風呂など8種の温泉が楽しめる「箱根小涌園 元湯 森の湯」(箱根町ニノ平)で、7月19日から陶器風呂に県西部の箱根山麓で生産された「緑茶品種茶葉」を使用した「箱根山麓紅茶の湯」が始まる。
今回使用される「箱根山麓紅茶」は、良質の水と自然に恵まれている箱根山麓地域で生産しており、香り・渋み・旨(うま)みのバランスが良いと評価されている。立ち昇る紅茶特有の香りと温泉の効果が共に楽しむことができる。
今回使用するのは、地元「JAかながわ西湘」管内から出荷された「加工用」と呼ばれる茶葉。一般流通が難しいもので、SDGsの観点からもロスを減らし市場に出回らないものを最後まで有効活用。併せて、地元特産品のPRも行う。
オープン前の7月18日には試し入浴が行われた。入浴したスタッフによれば「予想以上に紅茶の香りが感じられた。湯も適度な色合いで違和感なくリラックスできるのでは」と話す。併せて、施設内にあるショップ「あいすの森」では「かながわ名産100選」にも選ばれている神奈川県農協茶業センターが開発した「箱根山麓紅茶」の販売も行う。
藤田観光・箱根小涌園ユネッサンの高橋友恵さんは「これからもJAかながわ西湘と連携し、旬の地元特産物を使用した『変わり湯』を開催し、神奈川の魅力をお楽しみいただく予定。期待していただければ」と今後の展開を話す。
営業時間は、7月19日~8月21日までは、平日=11時~19時、土曜・日曜・祝日=11時~20時。7月22日以降は、全日=11時~22時。料金は、大人=1,500円、子ども(3歳~小学生)=1,000円。