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小田原の靴店が「ギョサンが流されても追いかけないで」 「サンダルバイバイ」に賛同

NPO法人「AQUAkids safety project」が推進する「サンダルバイバイ」

NPO法人「AQUAkids safety project」が推進する「サンダルバイバイ」

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 マツシタ靴店(小田原市栄町)は、流されたサンダルを追いかけておぼれてしまう子どもの水難事故を防ぐため「サンダルバイバイ」の活動を行うNPO法人「AQUAkids safety project」に賛同し、流された場合に同じ商品を無料進呈するサービスを8月1日から開める。

マツシタ靴店で販売されている子ども用ギョサン

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 NPO法人「AQUAkids safety project」は、「サンダルは買えても命は買えません」とサンダルバイバイの活動を加速。7月22日の「海の日」から、作詞家の桜アス恵さんを中心としたメンバーが「サンダルバイバイのうた」とアニメ動画を制作してユーチューブで発信した。

 反響は大きく「耳に残るフレーズとサンダルくんのかわいい動画がとても良い」「子どもが、もう覚えて歌っている」「一度聴いたら、ずっと頭の中でサンダルバイバイが聞こえる」などの感想が届いているという。

 併せて、「サンダルバイバイおやこ条約」の制定を進めている。「子どもは、流されたモノは追いかけないこと。大人は、流されてモノをなくしても叱らないこと」を書面で約束しあう条約で、契約する親子の数も多くなっている。

 すべりにくい漁師用サンダル「ギョサン」を販売するマツシタ靴店の松下善彦さんは「実は、海や川でサンダル(ギョサン)を流して来店するお子さんが意外と多い。海や川のある小田原の水難事故を少なくするために賛同し企画した」と話す。

 マツシタ靴店の店頭で8月1日以降に購入した子ども用ギョサンが海や川で流された場合(小学6年生まで)、レシートと流された場所の画像があれば、購入したのと同じギョサンを進呈する。8月31日まで。

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