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小田原・酒匂川河口の日の出に穏やかな日々を願う市民の姿

酒匂川河口で初日の出とそれを迎える人々(撮影=小澤宏さん)

酒匂川河口で初日の出とそれを迎える人々(撮影=小澤宏さん)

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 今年も元旦や三が日に、酒匂川(さかわがわ)の河口で日の出を迎える人が訪れ、穏やかな日々を願う市民の姿も見られた。

オレンジ色染まった酒匂川河口・日の出の瞬間

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 富士山の東麓と丹沢山地西南部を主な源流に足柄平野まで約50キロメートルを流れ、小田原で相模湾に注ぐ酒匂川。八甲田酸ヶ湯の水、養老山系の水と共に日本の三名水といわれている。橋がなく歌川広重の「東海道五十三次・小田原・酒匂川」のように小田原を描く場合、酒匂川を画角の中に入れた作品が多い。

 そんな酒匂川の歴史的な話を子どもたちに聞かせる父親の姿があれば、一列に並んで日の出を待つファミリー、今か今かと期待に胸ふくらませる子どもたちが太陽が作り出す幻想的な光景を待ち望んでいた。

 撮影は、小田原在住の小澤宏さん。酒匂川水系の流域の10市町村を対象にした「母なる川 酒匂川フォトコンテスト」で2006年以来15回出品して、グランプリである会長賞3回の受賞含め14回の入賞を数えている。小澤さんは「酒匂川は私が育ったところであり、同時に私の写真撮影の原点。例年は左岸で撮るが、今年は水面に映る姿を狙うために右岸にカメラを設置した。この場所はとても魅力的な撮影スポット」と話す。

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