箱根出身の写真家で箱根美術館館長の遠藤桂さんが「心で見る箱根」をテーマに撮り続けた作品をまとめた写真集「箱根の風趣(ふうしゅ)」が刊行された。
「心で見る箱根」をテーマに撮り続けた作品をまとめた写真集「箱根の風趣(ふうしゅ)」(C)遠藤桂
世界の王室専門誌「POINT DE VUEJAPON(ポアン・ド・ヴュ・ジャポン)」(パリプレス社刊)で、2020年4月号から連載している「箱根の風趣」。その中から厳選した写真と新たな作品で構成されているのが写真集「箱根の風趣」。箱根が作り出す自然のドラマにレンズを向け、箱根の光を独特の絞り値(F値)で銀幕に焼き付けるように記録メディアにデータ化し、自在にフレームで切り取った作品が掲載されている。
箱根をどのように切り取るかを探し続けていた遠藤桂さん。箱根神社の神事を撮る中で新しい創作手法を確立していた。この作品がきっかけとなり「箱根の風趣」がスタート。箱根の自然を「心で見る箱根」をテーマに作品群がそろった。「その中から自信作」を厳選して写真集にしているという。
価格は2,000円。1月20日から箱根写真美術館ミュージアムショップ及び公式オンラインショップなどで取り扱う。