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小田原・根府川の「おかめ桜」につぼみ 寒さで開花やや遅れ

小田原湯河原線(県道740号)とヒルトン小田原リゾート&スパとを結ぶ市道でおかめ桜の植栽作業の様子(写真提供=「離れのやど 星ヶ山」の内田昭光さん)

小田原湯河原線(県道740号)とヒルトン小田原リゾート&スパとを結ぶ市道でおかめ桜の植栽作業の様子(写真提供=「離れのやど 星ヶ山」の内田昭光さん)

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 今年は「10日ほど早め」と予想されていた小田原・根府川の「おかめ桜」の開花が寒さのためやや遅れ気味になるも、つぼみは既に春到来を告げている。

根府川のおかめ桜

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 宿泊施設の「離れのやど 星ヶ山」、きのこ栽培の「きのこ苑 お山のたいしょう」、果樹園の「オーランジェ・ガルデン」が中心になり、住民、協力者の手で植栽を続けて30年。現在までに1000本を超える「おかめ桜」が里山になじむように植えられ、多くの人々の目を楽しませている。

 推進してきた「離れのやど 星ヶ山」の内田昭光さんは「今年の1月中旬から新たに小田原湯河原線(県道740号)とヒルトン小田原リゾート&スパとを結ぶ市道におかめ桜を10本ほど植栽した。将来的にはおかめ桜の並木路にしていきたい」と話す。

 木造駅舎のノスタルジックな東海道本線「根府川駅」を最寄り駅にする根府川地区。おかめ桜は、地域に点在するように植栽したことで里山の回遊性が高まり、海抜の低い所から順に開花するため、長い期間にわたりおかめ桜を楽しめる。内田さんは「根府川では散歩しながらおかめ桜を鑑賞するのが定番。併せて、満開、七分咲き、時には五分咲きなど、時間を超えて多彩に咲くおかめ桜を楽しめる」と話す。

 昨年と同様にイベントなどは行わないが、「根府川おかめ桜まつり」が2月26日から開かれる。内田さんは「当初は10日ほど早めに開花かと予想していたが、ここに来て気温が低下したため遅れ気味。でも、つぼみなどを観察すると、もう春。根府川のおかめ桜を鑑賞してもらえれば」と呼び掛ける。

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