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小田原・曽我で梅の収穫と出荷続く 細心の注意払い手もぎ

「かながわブランド農産物」に指定されている「小田原梅」の収穫が続く

「かながわブランド農産物」に指定されている「小田原梅」の収穫が続く

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 関東三大梅林に数えられる小田原「曽我梅林」など足柄上郡で現在、梅の収穫と出荷が続いている。

収穫と出荷に忙しい「曽我ガーデン」の佐藤静さん

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 「かながわブランド農産物」に指定されている「小田原梅」。その歴史は古く、戦国時代の武将・北條氏が統治していた以前より梅の栽培が行われていたといわれている。江戸時代には「東海道中膝栗毛」などに梅漬けが小田原の名産品として登場し紹介されている。

 小田原梅を生産する曽我梅林は、水戸偕楽園(茨城県水戸市)、越生(おごせ)梅林(埼玉県越生町)とともに関東三大梅林とされ、神奈川県下で最も多い生産量を誇っている。知られるのは「十郎梅」。小田原で育種・命名された小田原オリジナル品種で、果肉が厚く柔らかいことから、梅干し用品種の中でも優良とされている。

 曽我の梅干しや梅酒用青梅の生産と販売のほか、季節の無農薬野菜なども取り扱う「曽我ガーデン」(小田原市曽我別所)でも収穫と出荷に忙しい。手がける品種は、果肉は厚く、肉質が密で、梅酒用に適している「白加賀(しろかが)」、曽我地域で古くから栽培され肉質が柔軟な「杉田(すぎた)」、果肉は良く梅干し用品種の最秀品とされる「十郎(じゅうろう)」など。

 販売を担当する佐藤静さんは「今年の収穫は少し遅めで、どの梅園でも今が一番忙しいとき。小田原での収穫方法は、樹から一つずつ手もぎ。特に十郎梅は皮が薄いため傷がつきやすいので細心の注意を払う」と話す。

 曽我ガーデンでは毎月第3土曜、生産者が出展するイベント「Soga Garden Party」を開催している。佐藤さんは「6月の開催で40回目を迎え、訪れる人も増えてきた。ここでも収穫したばかりの小田原梅を販売する。小田原梅のおいしさを、ぜひ味わってもらえれば」と呼びかける。

 6月は18日11時~15時に開催。入場無料。

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