伊豆箱根鉄道・大雄山線(小田原駅~大雄山駅)で、10月1日から恒例の「動く児童画電車」が運行され、沿線小学校の児童の力作絵画を車内に展示している。
1975(昭和50)年に、沿線に住む児童の絵画教育の一助として始められた動く児童画電車。今年で48回目を迎え、秋恒例の行事になった。車内には小田原市と南足柄市の小学校から大雄山線に関係することをテーマにした58作品を車内展示している。
展示作品は、小田原市からは、足柄小学校、報徳小学校、三の丸小学校、富水小学校の4校。南足柄市からは、岩原小学校、南足柄小学校、向田小学校、岡本小学校の4校で、合わせて8校。
のびのびと描かれた作品が多く、毎年展示される絵画を楽しみにする乗客も多いという。「毎年、感心して作品を鑑賞しているが、今年はレベルが高い」「子どもの色使いが新鮮ですごいと思っている。デザインの仕事に就いているが、時には自分も童心に返って描いてみたいと思うことがある」など乗客からの評価も高い。
伊豆箱根鉄道の関口貴史さんは「今年も好評。電車に揺られながら、子ども達がのびのび描いた作品を鑑賞していただければ」と呼びかける。
運行本数は、1日あたり14~17往復。車両は5503編成。車両前後にヘッドマークを取り付けて走行。運行期間は10月23日まで(10月13日・16日を除く)。