小田急箱根ホールディングスの箱根観光船が、2023年1月1日の「新春初詣クルーズ」と1月2日・3日の「駅伝応援号」を運航する。
1日には箱根神社への参拝、2日と3日には箱根駅伝への応援による道路渋滞が見込まれる箱根町・元箱根エリア。箱根観光船では、芦ノ湖の北側に位置する桃源台港を活用した海賊船の利用で「スピーディーな移動」を提案する。
1日に運航する「新春初詣クルーズ」は、桃源台港から箱根神社最寄りの元箱根港まで直行する特別便。船上から箱根神社水中鳥居の湖上参拝も楽しめるクルーズで、座席定員制の特別船室も利用できるほか、年初めの運試しのおみくじや、元箱根港近くの「あしのこ茶屋」で販売している「縁結び焼き」の引換券も配布する。桃源台港発9時50分と11時20分の2便で、所要時間は約30分。元箱根港から箱根神社までは歩いて約10分の距離。
2日に運航する「駅伝応援号」は、箱根駅伝の往路ゴール時刻に合わせた臨時増発便。箱根神社の参拝も合わせて利用できるよう、桃源台港発9時30分、10時50分、11時10分、12時50分に出航。駅伝ゴールに隣接する箱根町港まで約25分で到着する。帰りは箱根町港発で桃源台港行きは11時40分、13時50分に出航。元箱根港経由で桃源台港まで約35分となる。
翌3日運航の「駅伝応援号」は、箱根駅伝復路スタート時刻(8時から順次スタート)に合わせた早朝便として運航。桃源台港発を7時に出航して箱根町港まで約25分。帰りの箱根町港発は8時20分出航で桃源台港まで約25分の運航となる。
海賊船や芦ノ湖周辺の催事などを撮影している写真家の高橋渉さんは「車やバスだけでなく海賊船を利用することでスムーズな旅行ができ、変化に富んだ旅が楽しめる」と話す。
「新春初詣クルーズ」の事前予約は、大人=1,200円、子ども=600円。当日券は、大人=1,800円、子ども=900円。「駅伝応援号」の運賃は、片道=おとな1,200円・こども600円、往復=おとな2,220円・こども1,110円。箱根フリーパス、海賊船・ロープウェイ乗り放題パスでの乗船も可能。