箱根写真美術館(箱根町強羅、TEL 0460-82-2717)は、写真家・遠藤桂さんの富士山作品を常設する空間にボサノバギタリスト木村純さんを招いて、富士山とボサノバの初コラボレーションライブ「BOSSA-FUJI 2023」の開催を決定した。早春の光と風を感じられ富士山がきれいに見られる3月11日を予定する。
箱根写真美術館の遠藤詠子副館長は「木村純さんには、これまで2回ほど併設するカフェの中庭で演奏していただいたことがあり、いつか富士山の作品の囲まれた空間での開催を考えていた」と経緯を話す。
木村純さんは高校生時代にボサノバのユニットを結成し、ライブ活動を始める。24年間、一般企業へ勤務しながらギタリストとしての技術を磨き、50歳から本格的な活動をスタートさせたユニークな経歴を持つ。ブラジル系ギタリストとして国内及びフランス、エジプトなど海外コンサートを多数開催。2010年には、ソロギタリストとして韓国でもデビューしている。
数々の作品を世に出しており、資生堂の作品で、2001年度放送広告審査会(ACC)の銅賞と、パナソニックの作品でACC賞とのダブル受賞をしている。参加アルバムは多数あり、アルバムは16枚。メディアでも「脱サラギタリスト」として取り上げられている。
遠藤さんは「写真美術館の展示室でボサノバライブ。挑戦ではあるが、ボサノバと富士山の作品とが共鳴できるように準備を進めている。ぜひ来館していただければ」と呼びかける。
開催時間は、開場=13時、開演=14時。料金は、4000円(入館料+茶とミニケーキ付き)。特典として、2023年富士山カレンダーを進呈する。定員は30人。予約は、箱根写真美術館とアートオンミュージックで受け付ける。