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鈴廣蒲鉾本店が「ぷちかま味くらべ」発売 贈答用に伝統技法「型染め」で包装

鈴廣蒲鉾本店「ぷちかま」を詰め合わせた「ぷちかま味くらべ」

鈴廣蒲鉾本店「ぷちかま」を詰め合わせた「ぷちかま味くらべ」

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 慶応元(1865)年創業の老舗「鈴廣蒲鉾(かまぼこ)本店」(小田原市風祭)は3月20日、発売から20年以上がたち主力商品に育った「ぷちかま」をリニューアルし、人気の3種(プレーン・チーズ・明太マヨ)を組み合わせた「ぷちかま味くらべ」を発売する。

日本の伝統的な染色技法のひとつ「型染め」で包装。手彫りで描かれた小田原・箱根の四季を彩る花木が描かれている

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 背景には、行動制限の緩和により箱根・小田原地域ではコロナ禍前の9割まで観光客が回復したことが挙げられる。鈴廣蒲鉾本店・企画開発部で広報を担当する田口徳子さんは「観光客が戻り始めたことで、土産消費も増えている。より多くの方に召し上がっていただけるよう自家需要の上に贈り物など贈答需要へも対応しターゲットの拡大を狙う。どの世代の方にお届けしても喜ばれ、リサイクルも考えて鈴廣を象徴する包装デザインにした」と改装の目的を話す。

 パッケージは、切り抜いた渋紙を使って布や紙を染める日本の伝統的な染色技法の一つである「型染め」を採用。手彫りで描かれた小田原・箱根の四季を彩る花木を描く。田口さんは「実は、鈴廣の商品パッケージで採用されている『型染めデザイン』は、およそ70年前から使われ受け継いでいる鈴廣の伝統。今回は型染作家の鈴木結美子さんが担当した。こちらも鑑賞していただければ」と話す。

 型染作家の鈴木さんは「『ぷちかま味くらべ』は、小さな焼きかまぼこがたくさん入った詰め合わせ。人々が集う場面で召し上がっていただくことが多い商品。箱根小田原の花をちりばめ、『皆さまの会話に花が咲きますように』との願いを込めた」と話す。

 価格は1,210円。12個入り(「ぷちかまチーズ」「ぷちかま明太マヨ」「ぷちかまプレーン」各4個)。直営各店とオンラインショップで取り扱う。

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