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南足柄市で「春めき桜」満開 狩川の春木径と幸せ道に171本が咲き誇る

南足柄市を流れる狩川の遊歩道「春木径」と「幸せ道」に満開の「春めき桜」(撮影=小澤宏さん)

南足柄市を流れる狩川の遊歩道「春木径」と「幸せ道」に満開の「春めき桜」(撮影=小澤宏さん)

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 南足柄市を流れ酒匂川に合流する狩川(かりがわ)両岸の遊歩道「春木径(はるきみち)」(下流に向けて右岸)と「幸せ道」(同・左岸)に植栽されている171本の「春めき桜(はるめきざくら)」が満開を迎えている。

春めき桜と菜の花、そして富士山の光景

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 南足柄市内の農家などで彼岸の頃に咲いていた桜の枝から育成し、2000年3月に品種登録された「春めき桜」。カンヒザクラ(寒緋桜)とシナミザクラ(支那実桜)の交雑種の一つとされ、神奈川県南足柄市固有の桜で足柄桜と呼ばれたこともある。

 この地に「春めき桜」が植栽されたのは2001(平成13)年ごろ。南足柄市の発展と富士フイルムの創業に貢献し、2000年10月25日に101歳で亡くなった富士フイルム創設者・春木榮さんをしのび、101本の「春めき桜」が創業の地に植栽された。併せて、遊歩道を「春木径」と名付けた。対岸にも70本が植栽され、こちらは「幸せ道」と命名。春になると171本の桜が咲き誇り桜観賞のスポットになっている。

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