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出雲大社相模分祠で「南はだの村桜まつり」 700本の桜が祭りに花を添える

「出雲大社」(島根県)のご神徳を関東地方に広めるため鎮座した出雲大社相模分祠

「出雲大社」(島根県)のご神徳を関東地方に広めるため鎮座した出雲大社相模分祠

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 「出雲大社相模分祠(ぶんし)」(秦野市平沢)で「南はだの村桜まつり」が桜の開花状況に合わせて3月25日~4月16日に開催される。境内の中心にある高さ20メートルのソメイヨシノ(染井吉野)の開花を楽しめるほか、桜まつり限定御朱印、秦野名水仕込みの甘酒、夜には桜の提灯(ちょうちん)ライトアップなど様々な催しで参拝者をもてなす。主催は、南はだの村桜まつり実行委員会。

出雲大社相模分祠境内の桜

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 「出雲大社」(島根県)のご神徳を関東地方に広めるため、1888(明治21)年に秦野市に鎮座した出雲大社相模分祠。創設者は草山貞胤(くさやま さだたね)。学問を好み「報徳学」を二宮尊徳の高弟・福住正兄(ふくずみ まさえ)に学んだ。

 草山貞胤(くさやま さだたね)は、文政6(1823)年に相模国平沢村(現=秦野市)で生まれる。代々、神職を勤めていた草山家。貞胤も36歳で神職になった。小田原の報徳二宮神社(小田原市城内)の創建に際しては、自分の財産を処分し、資金を充てるなどして尽力。71歳のときに、報徳二宮神社の初代社掌に就任している。

 出雲大社相模分祠の近くある神奈川県で一番長い桜並木「はだの桜みち」(全長6.2キロ)で700本の桜が咲き誇り「南はだの村桜まつり」に彩りを添える。併せて、4月8日・9日には、出雲大社相模分祠の満開の桜の下で、「秦野元気まつり春の陣2023」を開催。神奈川県内外より予選会を勝ち抜いたよさこい踊りのチームによる奉納が観覧できる。

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