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箱根宮ノ下駅前に「サウナNARAYA」 室温管理に「土」の力を借りて開業へ

「サウナNARAYA+」を5月27日にグランドオープン

「サウナNARAYA+」を5月27日にグランドオープン

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 箱根登山鉄道・宮ノ下駅前にある「NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)」(箱根町宮ノ下、TEL 0460-82-1259)は、昨年11月からプレオープンしていた「サウナNARAYA+」を5月27日から本格稼働する。1枠2時間での定員制とし「貸切利用」も可能なシステムでの営業。

室内装飾に「土」の力を活用し効率の良い温度管理を実施

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 宮ノ下駅から宮ノ下温泉までの続く風情ある「あじさい坂」に位置する「NARAYA CAFE」。築50年を超える古い建物をリノベーションして、足湯、カフェ、ギャラリー、ショップなどの空間を作り、地域の観光スポットとして注目されている。

 その歴史は、江戸時代から営んできた老舗「奈良屋旅館」から始まる。300年以上続いた奈良屋旅館は、富士屋ホテルが開業した際には奈良屋旅館も西洋館を建設し「NARAYA HOTEL」に変更。両者はライバルになり宿泊客の取り合いがエスカレートしたため、「外国人は富士屋、日本人は奈良屋に宿泊する」という紳士協定ができたこともあるという。

 「NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)」を運営する安藤義和さんは「祖母が亡くなり、父と相続の処理のため資産を整理。手放さず残ったのが、現在の宮ノ下駅前の土地や建物と温泉の源泉だった。そこが現在のNARAYA CAFEになっている。今回開業する『サウナNARAYA+』も残った土地と建物の一つ。サウナの完成でこのエリアでの施設計画が完成に近づく」と話す。

 「サウナNARAYA+」の最大の特徴は、本場フィンランドから輸入したサウナストーブを備え「自家源泉ロウリュ」ができる。併せて、サウナの後の「外気浴」もツリーハウスのようなテラスに出て外輪山の山並みを眺めながら楽しめる。

 安藤さんは「プレオープンによって、関連施設の室温やサウナ施設の温度維持に改善できる余地があることがわかり4カ月かけて作業。室温維持のために内装を『土』が持つ保温の力を利用した『土の家(アドビハウス)』的にすることになり改良した」と経緯を話す。

 基本料金は、1人3,500円~。利用は定員制による2時間制で11時~13時、13時~15時、15時~17時。

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